ブックタイトル夢ぷらざ vol48
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夢ぷらざ vol48
峠さん一家が暮らす、北広島町吉木は、人口約300人の小さなまちです。コンビニよりも数が多いといわれる日本の美容室事情。しかしこの春まで、このまちに美容室は一軒もありませんでした。広島市内で美容室を営んでいた峠さん夫妻が、3人の子どもたちと一緒にこのまちに移住したのは平成28年3月のこと。「家族で、心豊かに暮らしたい」そんな思いで移住先として選んだのが、北広島町でした。家屋自体が傾くほどの状況だった築110年の古民家を購入し、インターネットで活動に賛同する人たちから資金を募るクラウドファンディングで温かい支援も受けながら、美容室として再生。古民家に新たな命を吹き込み、ついにヘアサロン「峠の美容室わらふ」が誕生しました。「いつかは自然に囲まれた田舎に移り住んで、二人で美容室をやりたいね。そんな風に話していたんです」と一平さん。〝そのいつかっていつ??と自問自答する日々が続き、今だと感じたのが32歳のとき。「主人の気持ちを聞いて、ほいじゃそうする?と。学生時代から知っているので、決めたらブレないという性格も承知(笑)」と優さん。「田舎へ移住するということを単なる流行でなく、暮らし方、生き方の選択肢の一つとして文化になっていけば」と峠さん夫妻は話します。美容室に集まるのは、お客さんだけではありません。このまちに暮らす人、これから移住を希望する人、あらゆる立場の人たちが、髪を切るというフィルターを通じてまちの魅力を発信し、情報を交換している場所なのです。自分たちらしく輝きたい!とある美容師夫婦の物語田舎への移住を暮らし方の選択肢に「移住」を流行ではなく文化に!「移住」を流行ではなく文化に!広島移住計画人の温もり宿る、山の美容室人の温もり宿る、山の美容室6よしき