ブックタイトル夢ぷらざ vol49
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夢ぷらざ vol49
江戸時代に製塩業で栄えた趣きある町並みが残る、竹原町並み保存地区の近くで葬祭業を営む福本博之さん。小学6年生までを過ごしたこのまちに、妻と当時3歳だった娘さんを連れてUターンしたのは2009年のこと。病気の父親に代わって家業である竹原葬祭を手伝うためでした。「地元の小学校卒業後は福山市の中学・高校へ進学し、可能性を広げたいと選んだのは兵庫の大学。気がつけば20年もの月日が流れていました。いざ故郷に戻ってみるとあのころは何とも思わなかった地元の宝に気付いたんです」と福本さん。5年をかけてハード面・ソフト面ともに、竹原葬祭をリニューアル。まちが元気でそこに暮らす人々の仲が良くてこそ、自分たちの葬祭業が成り立つと、地域活動に積極的に参加するようになりました。葬祭業は直接的な営業ができない仕事です。だからこそ、まちとの間接的な関係づくりが必要でした。まちを愛する気持ちはみんな一緒。でもボランティアとしてだけでは限界があり、続けていくことが難しくなる場合も。活動クオリティーをキープするためにも地域活動と経済原理を結びつけ、持続可能な民間目線のまちづくりを目指しています。昨年末にオープンしたコワーキングスペース「KATARIVA」もそのひとつ。竹原市の魅力を発信する基地として、また移住希望者が竹原での暮らしを体験できるお試し住宅としても活用しています。さらに、このまちに戻ってきたからこそ再発見できたまちの宝を観光資源として生かすべく、築100年以上の古民家を改装した宿泊施設づくりにも取り組んでいます。家業を継ぐにあたって大切なのは「まちの元気」民間の目線で取り組むタウンマネージメントをUターンしたからこそ見つけられた魅力Uターンしたからこそ見つけられた魅力広島移住計画生まれ育った故郷の宝物を磨きたい!生まれ育った故郷の宝物を磨きたい!6カタリバ