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概要

夢ぷらざ vol50

庄原市東城町の観光プランを考案しているのは、広島経済大学の3年生で藤谷ゼミに所属する17人。今年の6月から、ツアーの商品化も視野に入れた本格的なプラン作成に向けて動いています。地域経済論が専門の藤谷則夫教授は、4年前からゼミ生とともに県内各地を訪ね、地域の課題について考える取り組みを行ってきました。1年目の庄原市敷信自治振興区、2年目の神石高原町、3年目の庄原市西城町と続き、4年目にこれまでの取り組みに注目していた庄原市観光協会から「若者を呼び込める観光プランを作ってほしい」と声がかかりました。「東城町の存在すら知らない学生がほとんど。固定概念にとらわれず、ピュ学生が考えた観光プランで東城町に若者を呼び込め!アな目で見た町の魅力が発見できるかもしれないと思いました」と藤谷教授は振り返ります。夏休みを利用して行われた2泊3日の現地視察では、歴史を学んだり、名所や観光スポットを見学したり、東城町で観光に従事する人たちとのパネルディスカッションなどを実施。視察に同行した庄原市観光協会の坂田忠則さんは「私たちはこれまで、東城町の歴史ある町並みは観光資源になりうると確信していたんです。しかし、学生たちからは『全国どこにでもあるもの』『町並みだけで人を呼ぶのは難しい』と厳しい意見も。そんな彼らが東城町にどう付加価値をつけていくのか楽しみです」と話します。プランのコンセプトは〝体験する・交流する・学ぶ?。感動を生む体感型のプラン作成に向けて、学生たちは知恵を絞っています。しのう4