ブックタイトル夢ぷらざ vol50
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夢ぷらざ vol50
甘味と酸味のバランスが良く、中まで赤みがあることからジャムなどの加工品としても人気が高い『はつかいちご』。年間約1・5tが収穫され、このイチゴを使ったスイーツも数多く誕生しています。廿日市市でイチゴが栽培されるようになったのは1949年頃のこと。加工用のイチゴを中心に平良地区で栽培が始まりました。当時は生産者が集まり、「平良いちご」としてブランド化されていましたが、生産者の高齢化や後継者不足で生産者が激減。1966年頃から衰退し、全盛期には100軒ほどあった生産農家も数軒にまで落ち込んだといいます。2008年、「当時の盛り上がりをもう一度取り戻したい!」と動き出したのは廿日市商工会議所やJA佐伯中央を中心としたブランディングチャレンジ研究会。〝いちご復活プロジェクト?と題してディスカッションを重ね、廿日市で収穫されたイチゴを『はつかいちご』と名付けました。知名度の向上や生産量の増加、加工品などの開発にも着手し、再ブランディング。その人気は徐々に広がり、廿日市市が誇るブランドイチゴとして成長しています。現在の生産農家は、新規就農した農家を含めて9軒。2018年も新たに増える予定で、少しずつ生産農家も増加しています。ますます盛り上がりを見せる『はつかいちご』は、5月頃まで楽しめます。一度は衰退した「平良いちご」を再ブランディング商品開発も加わり廿日市市を代表するブランドに成長vol.7【はつかいちご】へら8