ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

夢ぷらざ vol52

大きな窓の向こう一面に広がる棚田。ここは県北の安芸太田町筒賀、日本の棚田百選にも選ばれている「井仁の棚田」です。昨年、この広島の〝秘郷?ともいわれる場所に、一軒のカフェがオープンしました。友松裕希さんが営む『棚田カフェイニミニマニモ』です。友松さんは長崎県出身・熊本県育ちの30歳。大学院を卒業後、就職した会社の配属先として広島へ来ました。2年半のサラリーマン経験を通じて、自分のやりたいことを自らの行動力で実現したいと思うように。そこで、「地域活性化」が担える地域おこし協力隊の一員として2015年に安芸太田町へ移住。先輩隊員が紡いだ地域の人々との縁を頼りに、まちの宝を生かした地域活性化を推し進めます。そんなときに出合ったのが「井仁の棚田」でした。地域おこし協力隊としての活動を通じて、友松さんに届いた「この棚田を見ながらお茶できる場所があったらねぇ」という言葉。観光客からの声でした。地域の人も観光客も、ふらっと立ち寄れる場所を作りたい。そんな思いから友松さんは空き家や空き地の活用を計画しはじめます。そして、地域の人々の協力のもと、2017年9月にカフェをオープン。井仁の伝統料理「一合寿司」や、井仁産の米を使用した米粉ピザなど、地元の味もメニューに取り入れ、まちの魅力を視覚と味覚で楽しめる場所に。棚田の魅力を尋ねると「自然と暮らす人々が、作り上げた場所であることです。自然と人々がうまく共存していて、棚田を中心に暮らしが成り立っていることです」と友松さんは教えてくれました。脱サラして安芸太田町の地域おこし協力隊に!きっかけは観光客の声。地域と観光を結ぶ場所に。地域に根付いた仕事をしたい!地域に根付いた仕事をしたい!広島移住計画棚田を望む絶景カフェ誕生物語棚田を望む絶景カフェ誕生物語いに6