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概要

夢ぷらざ vol52

スーパーやコンビニなどでも最近よく見かける「もち麦」。食物繊維の含有量が多く、便秘やダイエットにも効果的と話題の食材です。なかでも注目されているのが、もち麦に含まれている「大麦β-グルカン」という成分。食後の血糖値を抑制したり、悪玉コレステロールを減少させたりと健康機能性が高いことが世界中で実証されています。日本でも2015年にスタートした「機能性表示食品制度」によって、大麦β-グルカンの機能性を記載した大麦食品が販売されているのです。もち麦の一種である「キラリモチ」を2015年から生産しているのが、「トペコおばら」です。広島県内一の生産量を誇り、今年の6月で4期目の収穫を迎えました。代表取締役である沖田良次さんとキラリモチの出合いは2014年のことです。農業の6次産業化を推める農林水産省の農業アドバイザーに教えてもらったことが、生産のきっかけとなりました。「きっと、これから世の中に必要とされる食材となるに違いない」と感じた沖田さんは、水田を改良し生産をはじめることに。生産量は、去年までの3年でスタート時の43倍となりました。「注目されているもち麦ですが、出回っているものは外国産が多いのも事実。体に良いものだからこそ、うま味のある国産のもち麦を食べてもらいたいと思うんです」と沖田さん。また、今後は地元の農家とも協力して生産量を増やし、安芸高田市の特産物としても発信していきたいと夢は広がります。広島県内一の生産量を誇るトペコおばらのもち麦は健康にも美容にも嬉しい豊富な食物繊維とプチっとした食感が魅力vol.9【もち麦】8