ブックタイトル夢ぷらざ vol54
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夢ぷらざ vol54
酒蔵通りに掲げられた音符とカップの看板を目印に、路地を曲がって進むとたどり着く一軒の古民家。自家焙煎のコーヒーと、ホールで楽しむシフォンケーキが人気のカフェです。この『カフェトレカサ』を営むのが、岐阜県出身の三宅淳也さん。会社員時代に赴任先として訪れた東広島市で、長年の夢を叶えました。「このまちに暮らし始めて16年、今ではもうひとつの故郷になっています」と、約10年間、東広島市の会社に勤務していた三宅さん。39歳のときに、自分で何かを始めるなら今がラストチャンスかもしれない!と決心しました。修業も兼ねて、家族を東広島に残し単身で大阪の飲食業に従事。その後家族が待つこの東広島市で、念願のカフェをオープンしました。まず三宅さんが始めたのは物件探しです。故郷の岐阜でもなく、学生時代の友人が多くいる大阪や東京でもなく、家族が暮らす住み慣れたこの東広島で。20代前半に憧れたカフェバーに思いを馳せながら、自らが築くその舞台を古民家に絞りました。住宅情報サイトで見つけた築100年を超えた古民家に導かれるように、この酒蔵通りへ。半年後の2015年12月、『カフェトレカサ』をオープンしました。「地元である岐阜で店を構えることも考えましたが、家族と一緒に住み慣れたこの町を選びました。お客さんの6割が地元の方です。観光客はもちろん地元の方もコーヒーを飲みに来てくれることが嬉しいです」と三宅さん。今日も明日もこの場所で、コーヒーを丁寧に淹れます。会社員時代を過ごした東広島市が第二の故郷に路地裏の古民家に一目惚れ思い描いたカフェを開店築100年の古民家をカフェに築100年の古民家をカフェに広島移住計画新たな故郷で叶えたラストチャンス新たな故郷で叶えたラストチャンス6