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概要

夢ぷらざ vol61

移住ではじめる里山ぐらし・瀬戸内ぐらし高松市香南歴史民俗郷土館で嘱託学芸員として働いていた時、妖怪に関する学芸員を募集する求人を偶然見つけ、応募しました。母が鬼太郎のまち鳥取県境港市の出身ということもあり、妖怪は幼いころから大好きな存在。妖怪って、いないと分かっているけれど、いるかもしれない。ずっと私の好奇心をくすぐっています。のちに、施設のオープニング事業にかかわれると知り、迷うことなく応募し、良かったと思いました。移住後「来場してくれる人に、妖怪の魅力をどう伝えるか、伝えるためにどう工夫するか」などプレッシャーを感じながらのスタートでした。オープンまでは苦労の日々でしたが、いざオープンしてみると、ピーク時には一日に3000人以上の方が来館してくださり、半年後には目標だった入館者数10万人を突破。海外からの来館者、台湾、オーストラリアからの取材依頼もあり、妖怪文化への関心の高さに驚かされています。資料の調査・展示・保存が主な仕事です。展示では、2019年の夏に、私が初めて担当した企画展を行うことができました。タイトルは「かわいいかわいい妖怪展」。皆さんは妖怪って怖い、恐ろしいっていうイメージがありませんか。この展示では、妖怪に親しみを感じてもらいたいと考え、今でいう〝ゆるかわ?と表現されるかわいい妖怪資料を集めて展示しました。小さなお子さんから年配の方まで幅広い世代に反響をいただ6移住しようと思ったきっかけを教えてくださいミュージアムではどんな仕事をされていますか?もののけに導かれるようにここにたどり着きました湯本豪一記念日本妖怪博物館学芸員伏見由希さん香川県三次市6