ブックタイトル夢ぷらざ vol61
- ページ
- 8/16
このページは 夢ぷらざ vol61 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 夢ぷらざ vol61 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
夢ぷらざ vol61
8「チーズ工房乳ぃーずの物語。」は、北海道を思わせる牧草地が広がる庄原市一木町、七塚原高原のふもとにあります。ここ七塚原は明治時代に日本で初めて国営の種牛牧場ができた場所。各地に品種改良した牛を送り、日本の酪農の礎を作った由緒ある地なのだそうです。現代の和牛のルーツである「蔓牛」を育て上げてきたのも、ここ庄原・比婆地域の人たちとのこと。「乳ぃーずの物語。」のチーズは、こうした歴史ある地域で大切に育てられた牛の生乳を使い、一つ一つ手作業で作られています。1日の始まりは、早い日で朝の4時から。地元の牧場へ搾りたての生乳を取りに行き、工房へ戻ってすぐに低温殺菌します。こちらで使う生乳は、クセの少ないホルスタイン種のもの。白っぽい見た目が特徴の食べやすいチーズを作ることができまひろしま夢ぷらざで買えるおいしいモノす。チーズの種類によって作り方は異なりますが、殺菌後に乳酸菌を加えた牛乳を凝固、撹拌して固形成分(カード)と水分(ホエイ)に分けます。チーズの原料となるカードは、この時点でもとの牛乳のおよそ10分の1に。チーズはたっぷりの牛乳から凝縮された成分のみでできているのです。その後、型に入れられたチーズは圧力をかけて成形、塩水に漬けて味付けし、工房内にある熟成庫で時間をかけ濃厚な味わいへと変化していきます。チーズによって必要な乾燥具合が違うので、熟成庫の中は仕切りを作って場所ごとに湿度を変えるなど、デリケートな扱いが必要だそうです。取り扱っているチーズは現在9種類あり、一番人気はフレッシュタイプの「モッツァレラ」。なめらかな表面とモチモチした食感が自慢です。ひょうたん型の「カチョカヴァロ」七塚原高原の自然が育んだチーズ庄原市つるうし