ブックタイトル夢ぷらざ vol62
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夢ぷらざ vol62
8広島を代表する名産「広島菜漬」。もととなる広島菜のルーツは諸説ありますが、京都のお寺から伝えられたのではという説が有力で、当初は「京菜」とも呼ばれていたそう。広島に伝わってからは、昭和8年に広島県産業奨励館(現在の原爆ドーム)にて「広島菜」と命名され、代表産品として広く知られるようになりました。九州の高菜、信州の野沢菜と並んで「日本三大漬菜」と称され、濃緑色で大きいものは50?60㎝になるしっかりした葉が特徴。浅漬けに加工すると歯切れがよく、ワサビにも似たピリッと清涼感のある香味が楽しめます。広島菜を漬物にして加工販売する会社は県内にいくつかありますが、ここ「山豊」は通常浅漬けにすることの多い広島菜を、熟成させた古漬けで具を巻き込んだ創作漬けにも加工。ヒット商品を生み出してきましひろしま夢ぷらざで買えるおいしいモノた。浅漬けの手法で漬けた色鮮やかな広島菜漬のほか、古漬けでは赤しそと合わせた「安藝紫」が、創作漬物では断面の彩り豊かな「粽菜(ちまきな)」が人気商品です。原料となる広島菜は県内を中心とした契約農家から仕入れ、新鮮なうちに海水からつくられた塩と工場周辺の良質な地下水をたっぷりと使用して加工。漬物以外に、アレンジを施した海苔佃煮や混ぜごはんの素なども販売しています。広島菜漬の加工工程は何段階かに分かれますが、まずは新鮮な広島菜を生の状態で粗漬けにします。時期や生産者によって広島菜の状態が変わるので、塩の量や重石を加減するのがポイント。次の洗浄は機械と人の手と二回に分け、再度塩で漬けて一晩寝かせる中漬けの後、さらに洗浄にかけ、調味液と一緒に袋詰めして完成です。食漬物に洋風のエッセンスをレモン広島菜広島市7